大雪山国立公園には、このようなテーマがあるのをご存知ですか?
それぞれの言葉には、このような意味が込められています。
「広がる大屋根」・・・溶岩台地を基盤とする高山帯が広大に広がる様、その上に発達した火山が多くある様、山岳国立公園として最大級の区域面積(23万ha)を持つ様を表現。
「カムイミンタラ」・・・アイヌ語で「神々の遊ぶ庭」の意味。大雪山に対して畏敬の念を込めて呼称していたアイヌ文化を尊重するもの。
「神々の遊ぶ」・・・原生性が極めて高い場所が残されており、その偉大さ、美しさを感じることができる風景は神々がいる場所にふさわしい場所として表現。
「庭」・・・広大な溶岩台地の上に、高山植物のお花畑や大規模な針広混合林等の植物が生育し、それらに依存して生息するヒグマやナキウサギ等の希少な動物が生息する様を表現。
大雪山国立公園では、自然公園法に基づき、「保護」の観点から「規制計画」が、「利用」の観点から「事業計画」が定められています。
もう少しイメージしやすく説明すると、「規制計画」とは、「無秩序な開発や建物の色彩を変える、立木を伐採するなどの行為に規制をかけることで、自然の景観を守るための計画」になります。「事業計画」とは、「公園内の休憩場所や温泉を利用した宿泊施設、道路など、公園の適正な利用を推進するために必要な整備(事業)計画」になります。
公園計画 | 規制計画 | 保護規制計画 | 特定の行為を規制することで、開発や過剰な利用から自然の風景を保護するための計画で、 特別保護地区、第1・2・3種特別地域、普通地域のように様々な規制の強さをもつ地域を公園内に設けています。 |
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利用規制計画 | 大雪山では該当なし | ||
事業計画 | 施設計画 | 適正な公園の利用や荒廃した自然環境の復元などのために必要な施設を計画し、それぞれの計画に基づき公園事業として施設を設置し、管理します。 | |
生態系維持回復計画 | 大雪山では該当なし |
大雪山国立公園の区域は、EADAS(環境アセスメントデータサービス)を活用して確認することができます。
(公園区域の表示方法) ※スマホ用のページもあります