沼ノ原 (Numa-no-hara Marsh) 標高1420m前後
特徴
- 沼の平登山口から、針葉樹林に囲まれた急登をあがると、空が開けてきたら、湿原入口に入る。少し進むと広い湿原景観になり、アカエゾマツの低木と沼がおりまざった景色に囲まれつつそこをぬったように配置された木道の上を歩く。湿原の奥には貫禄のあるトムラウシ、五色岳から化雲岳のなだらかな稜線、反対側には石狩連峰が見える。
- 花は、ワタスゲ、ツルコケモモ、エゾゼンテイカ、ナガバモウセンゴケ、タチギボウシなどが次々と咲く。
- 大沼からはトムラウシ山を間近で見られ景観も素晴らしい。風が無いときにはトムラウシが鏡になって映るのをみることができる。しかし、増水時には沼からあふれ出すほどの水量で立ち入ることもできない時もあれば、8月下旬あたりからは水が枯れて土が見えているときもある。
- 沼ノ原は、トムラウシ山方面、忠別岳・白雲岳方面へ、また石狩連峰への縦走路となっている。また沼ノ原からヌプントムラウシまでは、悪路のためおすすめできません。そしてヌプントムラウシまでの林道は非常に脆く、よく通行止めになるので、利用する前には林道情報を必ず確認しましょう。
目安所要時間(登り3時間15分、下り1時間55分)
沼ノ原登山口(2時間30分) → 沼ノ原分岐(15分) → 大沼(30分)
大沼(15分) → 沼ノ原分岐(1時間40分) → 沼ノ原登山口
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