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大雪山の動物

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北海道は温帯から亜寒帯への移行帯とされ、南西部の渡島半島を除いて、エゾマツ・トドマツに代表される北方針葉樹とイタヤカエデ・シナノキ・ミズナラなどの広葉樹の混じった、針広混交林とよばれる森林で特徴づけられています。

 

北海道に生息する哺乳類相には固有種が少なく、サハリン・シベリアとの共通種が多いため津軽海峡を挟む本州以南の動物相と大きく異なっています。北海道渡島半島のブナ林に代表される植生は本州に生息するツキノワグマ、テン、イタチなどが生息可能ですが、津軽海峡によって北上を妨げられ、一方、ヒグマ、エゾリス、エゾシマリス、クロテン、などは南下を妨げられています。 このように津軽海峡は、生物地理学的にはプラキストン線と呼ばれ、北方系の種と南方系の種が交差する境界となっており、北海道の哺乳類相を特徴づけています。

 

北海道の中央に位置する大雪山系の植生は標高が高くなるにつれ、山麓部の落葉樹林から針広混交林、ダケカンバ林、ハイマツ林、高山植生へと変化します。これらの多様な環境にはヒグマ、キタキツネ、タヌキ、エゾイタチ、クロテン、エゾオコジョ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾリス、エゾシカ、ネズミ類、トガリネズミ類など道内に生息するほとんどの種が生息しています。なかでも氷河期に大陸から渡ってきたエゾナキウサギは暑さに弱く、岩塊地に住み場所が限られています。周囲が開発にされされるなか、大雪山はこれら野生動物にとって安息の地となっています。

 

大雪山高山帯は9月に初雪を見て翌年6月まで雪に覆われています。わずか数ヶ月の短い夏と秋にヒグマやエゾシカは餌を求めて高山帯に移動してきます。

 

 

大雪山の動物

 

動物の名称は「日本の哺乳類」を参考に統一しました。(編集:財団法人 自然環境研究センター 発行:東海大学出版会)

作成にあたり、梶光一(解説文)氏、塩谷秀和(写真)氏、菅原隆(写真)氏、出羽寛(写真)氏、稲場祐一(写真)氏、加藤千善(写真)氏、関口隆嗣(写真)氏、原尾進(写真)氏のご協力をいただきました。