大雪山国立公園では、1994年に現在の大雪山国立公園連絡協議会が発足し、また、2012年から登山道関係者による情報交換会が開催され、これらが国立公園の管理運営体制において重要な役割を果たしています。
しかし、現在の体制ではメンバーや機能が限られているため、大雪山国立公園をとりまく社会環境が大きく変化した結果生じている、次の課題に十分対応することが困難になっています。
①登山道の荒廃、野外のし尿の散乱といった課題
②川、湖沼、温泉、峡谷等の自然資源の利活用や外国人の対応に関する課題
③これらの取組を行うための一元的な合意形成と情報発信体制の構築
そこで、環境省上川・東川・上士幌自然保護官事務所と大雪山国立公園連絡協議会では、これらの課題を解決し、将来にわたり魅力ある大雪山国立公園をつくるため、そのために必要な新たな協働型管理運営体制(案)を構築して将来像(ビジョン)を作成することを検討しています。
検討にあたっては、新たな協働型管理運営体制が実現した際に実施する取組を先行的、試行的に実施することで、国立公園の管理運営に携わる関係者の理解を深め、機運の向上を図りながら、取組を進めています。
現在検討中の協働型管理運営体制の概要
・平成30年3月時点版説明資料 (PDF:497KB)
・平成30年11月時点版説明資料(PDF:970KB)
・令和2年2月時点版説明資料(PDF:850KB)
※本資料は検討中のものであり、今後の検討により大きく変更することがあります。
大雪山国立公園連絡協議会(総合型協議会)準備会
・第1回準備会 (平成30年11月27日) 資料(6MB) 議事概要(269KB)
・第2回準備会 (平成31年 2月20日) 資料(7.8MB) 議事概要(230KB)
・第3回準備会(令和2年1月28日) 資料(18.8MB) 議事概要(171KB)
登山道関係者による情報交換会の発展・対応検討
大雪山国立公園登山道関係者による情報交換会開催状況(環境省HPへリンク)
大雪山国立公園における協働型管理運営体制の構築に向けたワークショップ
第1回 平成30年3月 ■結果(7MB)
第2回 平成30年6・7月 ■結果(PDF328KB) ■資料一式(PDF:2.06MB)
第3回 平成30年12月 ■結果(PDF:1149KB) ■資料一式(PDF:9.37MB)
登山道維持管理部会参加予定者によるオンライン会議
表大雪地域 令和2年6月11日 ■結果(482KB) ■資料一式(5.4MB)
東大雪地域 令和2年6月5日 ■結果(353KB) ■資料一式(5.4MB)
大雪山国立公園における歩道等維持管理作業実施手順マニュアル【案】の試行
延長300kmにも及ぶ原生的な自然景観が残る高山帯での登山道の荒廃に対応するため、歩道の維持管理に多様な主体が参画する際の実施手順を明確化し、維持管理作業の技術的な品質を確保する取組です。
大雪山国立公園における歩道等維持管理作業実施手順マニュアル【案】(PDF:4.45MB)、【概要版案】(PDF:2MB)については、令和元年度までの取組結果を踏まえて、修正を検討しています。
そのため、令和2年度については、次の運用方針で試行を行います。
○歩道等維持管理作業実施手順マニュアル_R2運用方針[PDF:258KB]
1.登山道の補修等を行う場合
① 登山道の補修等の作業を行う方は、補修作業を実施前に、事前に、案件登録様式に記載し、大雪山国立公園管理事務所まで送付お願いします。登録した案件は、大雪山国立公園連絡協議会のホームページに掲載します。
②事務局において現地で補修結果を確認して、記録をとります。
③記録した補修結果については、大雪山国立公園連絡協議会のホームページ内に構築するウェブサイト(データベース)に蓄積をして、関係者で情報を共有します。(※現在ウェブサイト作成中)
④冬期の登山道維持管理部会にあわせて、補修作業結果の技術的な検討を行う場を設けます。
2.登山道の補修等以外の作業の場合
①歩道等に関する現状と課題を確認のうえ、上記の実施手順マニュアルに従って、ササの刈払い、看板類の補修、歩道の表示等をしてください。
②実施後、報告書を作成して、登山道関係者による情報交換会事務所局に提出してください。
令和2年度登山道補修等案件登録/平成30年度・令和元年度歩道等維持管理作業実施計画書・報告書一覧
<大雪山国立公園連絡協議会事務局>
※環境省大雪山国立公園管理事務所 上川郡上川町中央町603/電話:01658-2-2574
環境省東川管理官事務所 上川郡東川町東町1-13-15/電話:0166-82-2527
環境省上士幌管理官事務所 河東郡上士幌町字 上士幌東3線235-33/電話:01564-2-3337