(白雲岳避難小屋管理人より)
今週末の25日26日は山の上で降雪の予報が出ています。
台風の影響で強い風がつくので、高山帯では猛吹雪になるでしょう。
登山を予定している方は計画の見直しをしてください。
また、予報が変わる可能性もあるので充分に情報収集を行ってください。
令和2年9月9日(水)にクチャンベツ沼ノ原~五色岳を往復巡視しました。
◎クチャンベツ沼ノ原登山口入口では、旧道(沢沿いルート)は、閉鎖しています。ピンクテープを巻いて、入らないようにマークしているので、新道(山沿いルート)を利用してください。
◎沼ノ原大沼の野営指定地以外で野営しているパーティを確認しました。野営指定地以外の野営は、緊急時を除き絶対にしないでください。
◎紅葉は、沼ノ原から五色岳にかけて、忠別岳北斜面で始まっていました。
◎下山時、旧道(沢沿いルート)と新道(山沿いルート)がわかりにくい場所があります。注意して通行してください。
◎登山口以外に常設のトイレはありません。携帯トイレを持参して使用してください。
白雲岳避難小屋近くの水場が涸れかけているようです。
縦走などでこちらの水場を利用しようと考えている方はご注意ください。
令和2年8月12日(水)~13日(木)クチャンベツ沼ノ原~ヒサゴ沼を往復巡視しました。
○ クチャンベツ沼ノ原登山口~沼ノ原間は、深く削れてぬかるんだ段差が多数あります。
○ 沼ノ原分岐から石狩岳方面はササに深く覆われていますので、足元に注意して進んでください。
○ 沼ノ原~五色岳間やヒサゴ沼分岐~ヒサゴ沼間は、木道が大きく破損している箇所が多くあります。
○ 五色ヶ原~ヒサゴ沼間に広くわたって、木道上や登山道沿いにヒグマの糞やヒグマが掘り返した痕跡が多く見られます。
○ 五色岳~化雲岳間は、一部ハイマツが被る箇所がありますが、比較的きれいな状態の木道が続きます。
○ 降雨後にはヒサゴ沼野営指定地の一部がぬかるみます。
○ クチャンベツ沼ノ原登山口~ヒサゴ沼の登山道上に残雪はありません。(※ヒサゴ沼からトムラウシ山方面の斜面には雪渓があります。)
○ ヒサゴ沼周辺のほか、五色の水場や五色ヶ原東側(標高1,540~1,570m付近)などで水を取ることができます。
★写真・地図つきの詳しい情報は、こちら [PDF: 2.4MB] をご覧ください。
8月19日現在の情報に更新します。
沢沿いのコース(旧道)は、道迷いが多く発生すること、渡渉が多く増水時は危険な場合があることから閉鎖措置がとられています。山側のコース(新道)を利用してください。
沼ノ原クチャンベツ登山口の状況(R2.8.19時点)[PDF1.9MB]
【8月13日現在】沼ノ原クチャンベツ登山口の状況
沼ノ原クチャンベツ登山口付近は、山側のコース(新道)と沢沿いのコース(旧道)の2つがある状態になっています。下記資料に状況をまとめたので、ご覧ください。
沼ノ原クチャンベツ登山口の状況(R2.8.13時点)[PDF1.4MB]
沢沿いのコース(旧道)は、急坂はありませんが、渡渉が多く増水時は危険な場合があります。また、特に下山時に沢沿いに沿って下ってしまい、コースを外れてしまうことがある他、ピンクテープがついていても道に迷いやすいので、利用する場合は十分注意が必要です。
8月は台風など悪天候の日が増えます。山の上では、気温も10℃以下になることが多くあります。
先日も天気予報をよく確認せずに山に入った登山者の方が命からがらずぶぬれ状態で白雲岳避難小屋(緊急避難用ハウス)にたどり着きました。 山に入る前は充分に情報収集を行いましょう。
明らかに軽装で大雪山を縦走するのに装備が足りないと思われる登山者がいたら、遭難未然防止のために声かけすることも重要です。
ササ刈りが行われた「三川台~双子池」の区間というのは、↓の地図の「三川台」から登山道を南に進み、ツリガネ山、コスマヌプリを経て、標高1404mの地点の池のマークがある場所(=これが双子池です。)までです。
https://maps.gsi.go.jp/#15/43.518307/142.806129/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c0j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
8月2日三川台登山道から約500m南東側の斜面にヒグマが目撃されたとの情報がありました。
クマ鈴やホイッスルの携行で100%遭遇を防げるわけではありませんが、少しでもお互いの身を守るためにも、人間側ができる対策は万全にして登山にお出かけください。
ヘリコプターによる資材運搬が定期的に行われており、ヘリコプター運航時は野営指定地が強風に見舞われます。
このため、ヘリコプター運航時は、幕営可能な平日(=金曜日・休前日を除く平日)であっても、運航が終了する18:00までテントを張ることができず、朝7:00までにテントを撤収してください。
詳細は管理人の指示に従ってください。
■これまでのまとめ
①野営指定地は、金曜日(休前日も)・土曜日・日曜日・その他休日は利用不可。
② ①以外の平日でも10張程度しか幕営できません(ヘリ運航時は18:00~幕営、7:00までに撤収)。
③さらに、ご協力いただける方は、できる限り白雲岳避難小屋を利用しない(=避難小屋を通らないコースに変更、①以外の平日でもテント泊利用しない)ように御願いします。
7月12日(日)~16日(木) 【16日(木)~21日(火)予定に変更】にかけて、白雲岳避難小屋工事関係のヘリコプター輸送が行われます。
○解体した資材を荷下げして、新たな避難小屋を建設する資材を荷上げするものです。
○期間中毎日7:30~17:30に運航予定。15分~30分に1回ヘリコプターが避難小屋に来ます。
○曇りや悪天候の場合は予定を後ろの日に繰り下げて、予定された荷下げ・荷上げが完了するまで行います。
○ヘリコプターが白雲岳避難小屋上空にいる場合は、強風が吹き、砂や石が飛び散り、大変危険ですので、白雲岳避難小屋周辺には近づかないようにお願いします。
なお、工事終了までの間、複数回ヘリコプターが運航されますので、ご留意ください。
建物の本格的解体作業を実施する中で、「避難小屋への立ち寄り」、「野営指定地・トイレの利用」が少なければ少ないほど、登山者の皆様が危険に遭う可能性が減り、工事中断回数が減って予定どおり終わる可能性が高まることが分かりました。利用ルールに変更はありませんが、できる限り白雲岳避難小屋を利用しないように御願いします。
白雲岳避難小屋野営指定地は、金曜日(休前日も)・土曜日・日曜日・その他休日は、利用できないことをお伝えしましたが、それ以外の平日でも、10張程度しか幕営できないこととなりました。当初計画どおりのプレハブの配置が困難となったためです。詳細は、資料[PDF435KB]をご確認ください。
【第3報】大雪山国立公園 白雲岳避難小屋の立替え工事の実施についてにも追記しました。
【さらに予定が変更し、7月3日(金)~4日(土)に実施され、終了しました。今後も工事期間中複数回のヘリコプターによる運搬がある予定です。】
7月4日(土)~5日(日)にかけて、ヘリコプターにより、白雲岳避難小屋への工事資材の運搬が行われることになりました。悪天候の場合は順延します。野営指定地には、何度もヘリコプターが行き来し、終日荷下ろしの作業が行われています。皆様の安全確保のため、作業中の人員、運搬された荷物、そしてヘリコプターには近づかないようにお願いします。
なお、工事終了までの間、複数回ヘリコプターが運航されますので、ご留意ください。
6月29日(月)~30日(火)【→7月4日(土)~5日(日)に延期】にかけて、ヘリコプターにより、白雲岳避難小屋への工事資材の運搬が行われることになりました。悪天候の場合は順延します。野営指定地には、何度もヘリコプターが行き来し、終日荷下ろしの作業が行われています。皆様の安全確保のため、作業中の人員、運搬された荷物、そしてヘリコプターには近づかないようにお願いします。
なお、工事終了までの間、複数回ヘリコプターが運航されますので、ご留意ください。
※ヘリコプターは本州からくる予定ですが、悪天で到着が遅れています。これに伴い、29日(月)のヘリコプターによる運搬作業開始は、午後を予定しています(28日(日)18:00現在の情報)。
※大雪山が雲に覆われ、ヘリコプターが近づくことができず、作業は7月4日(土)~5日(日)に延期となりました(29日(月)10:30現在の情報)。
白雲岳避難小屋について情報発信をするfacebookが開設されました。
https://www.facebook.com/hakuundake.hinangoya/
2020年は、平日にテント泊のみ可能(※)ですが、上記で発信される情報をよくご確認ください。
(小屋の管理について「上川地区登山道等維持管理連絡協議会」から委託を受けた合同会社北海道山岳整備からの発信です。)
※白雲岳避難小屋再整備工事(建替え工事)を実施するためです。詳細は、【第3報】(令和2年6月15日)をご覧ください。「土日休日及びその前日に白雲岳避難小屋及び野営指定地を宿泊は自粛をお願いします。それ以外の日であっても、テント泊のみが可能」です。ただし、登山シーズン開始後、状況に応じて扱いが変更になる場合もあります(その際は、ホームページ等でお知らせします。)。(6月15日に第3報が出たことに伴い、6月24日に記事を修正しました。)
※リンク先は緑岳の紅葉情報ですが、次の水場情報もあります。「白雲小屋の水場はまだ利用可能です。テント場奥の雪渓が少し残っているので、あと1週間くらいは水が涸れることはなさそうです。」
http://sounkyovc.net/visitorcenter/blog/?date=2019-09-05
雪解けが進み、雪渓がわずかになりましたが、霧のときなど視界が悪いときは迷い易い状況です。黄色いペイント・目印がこまめにあるので、見失わないようにしてください。雪渓が残る区間にはロープが地面にありますので、見失わないようにしてください。詳しくはこちら。
リンク先にあるとおり、白雲岳避難小屋周辺ヒグマ出没継続しているようです。
今後のヒグマの動きは予測できませんが、避難小屋到着時点で管理人の最新の説明を聞き、その指示にしたがっていただけますようお願いします。
白雲小屋周辺では7月22日頃から頻繁にヒグマが出没しています。
テン場については現在幕営可能としていますが、小屋番から指示がある時は撤去するなどしてくださるようお願いいたします。
詳しい情報はリンク先でご確認ください。
最近、白雲岳避難小屋近くにヒグマが近づくことがあるそうです。ご注意ください。
追記【7月31日現在の状況】
一般社団法人大雪山・山守隊のfacebookページに、詳しい情報が記載されていますので、こちらもご覧ください。
忠別岳付近、ササがかぶり、足元が見えにくくなっています。
白雲岳避難小屋と野営指定地には、今年もキツネが出没しています。テントの前室には食料などは置かず、テントの中にしまってください。
なお、白雲岳野営指定地の雪解けは早く、今年は野営指定地内に既に雪はありません。