大雪山国立公園連絡協議会

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【6/20】ニペソツ山幌加温泉コースの水場、トイレ事情、野営指定地

6月下旬、ニペソツ山幌加温泉コースの前天狗へと登る斜面には、例年、多くの雪が残りますが、

今年は融雪が進み、6月20日現在、途切れ途切れになっています。

溶けて流れる水に勢いはなく、水場として利用するには時間がかかりそうです。雪が消えるのも間近です。

安定して水が得られそうなのは、登山口から進んで三条沼の手前、標高1,115m付近。登山道が沢近くを通り連絡路があります。

 

幌加温泉コースの登山口には簡易トイレが設置されていますが、山中にトイレはありません。

登山の際は携帯トイレを利用し、持ち帰ってください。

使用済み携帯トイレを回収するボックスが、登山口トイレの隣に設置されています。

残念なことに、先日の巡視ではハイマツの陰3箇所でトイレ痕を見つけ、ティッシュを回収しました。

 

また、令和6年4月に大雪山国立公園管理運営計画書が改められ、前天狗も野営指定地に定められました。

前天狗野営指定地には10張り程度テントを張れる場所が点在しており、携帯トイレブースが設置されております。

 

前天狗は風衝地にあり、ときに風が強く吹く場所ですが、岩や石を積んで風避けにすることは好ましくありません。

岩陰や石の隙間に根を下ろし風衝地に適応して生育するたくさんの植物がいるため、

人の都合で岩や石を動かせば、彼らの長年の苦労を無にしてしまいます。

 

日の出の光を浴びるニペソツ山

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