大雪山は2,000m級の山々ですが、緯度が高いため、気象や気候は本州の3,000m級の山々に匹敵します。
(6月下旬の高原温泉沼めぐり登山コースの様子)
登山とは、自らの責任と判断でリスクを回避し、自然を楽しむことです。
事故や遭難から身を守るためにしっかりと準備をお願いします。
1.登山準備
- 最新の登山道情報を確認してください。
天気の情報、ヒグマ出没の情報、林道の情報、雪渓の情報、水場の情報等、事前に調べましょう。 - 登山届を出しましょう。
登山届は最寄りの警察署、交番・駐在所に提出しましょう。
登山計画書(メール用) (hokkaido.lg.jp)
万一の遭難に備え、山岳保険やココヘリのご加入も検討ください
【北海道警察 安全登山情報HP】
https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sangaku-top.html
2.登山装備
山開き~8月中旬
大雪山は夏でも雪渓が残ります。軽アイゼンが必要な場所もあります。
また、夏でも天候が悪化すると、低体温症になる危険もあります。
化学繊維製の衣服がおすすめです。
温度調整ができるように、脱ぎ着のしやすい服装をしましょう。
Instagram(山開き~8月中旬)8月下旬~9月末(紅葉時期)
8月下旬になると、山頂付近から紅葉が始まります。
9月はいつ雪が降ってもおかしくはありません。フリース、ダウンジャケットなどの防寒具の用意を忘れずにしましょう。
9月は日が短くなります。早めに下山できるように計画を立て、活動してください。(9月下旬の日没時間は5時頃)
Instagram (8月中旬~9月)10月~5月
10月初めには、大雪山山頂付近は雪が積もり、登山道は雪に埋まります。
また、吹雪による視界不良により、遭難事故も発生しています。
この時期に入山される方は天候を確認し、雪崩等にも気をつけて下さい。
Instagram
夏山(日帰り)~紅葉シーズン
雨具上下 | 防寒着(フリース、ダウンジャケット) | 帽子・防寒帽子 | 手袋 |
地図(登山アプリのみはNG) | GPS | モバイルバッテリー | ヘッドランプ |
ホイッスル・熊鈴 | クマスプレー(事前に使い方を練習しておくこと) | 行動食 | 水(夏場は1.5L以上) 温かい飲み物 |
携帯トイレ | 現金(トイレ協力金、宿泊協力金が必要な場所がある) | 常備薬・救急セット | キャップをつけた登山ストック |
軽アイゼン(夏でも雪渓が残るため) | 日焼け止め | サングラス | ザックカバー |
山中泊追加装備
テント一式 | マット | 浄水器 | シュラフ |
コンロ | 燃料 | 着替え |